どひょ〜。この日が来るまでどれくらい長かったかしら。アジア・バージンだった私が、ついにアジアへ．．．しかも混沌のバンコクなんて．．．ああ、ドキドキ。一介の丸の内線のＯＬである私は、午後休を取って、高鳴る胸を押さえつつ、でかいリュックを背負いつつ、成田空港へ向かう。なんたって安くつくのは「京成ライナー」。と思いきや、時刻表によると「快速の方が早い」との事で、ますます安くついた交通費。もちろんこれからのたびに備えて爆睡。

　さて、makichiとはＵＡカウンターの前で待ち合わせ。 2時間かけた割りに、到着時間ぴったり。ゆきるんえら〜い！！と、身長１６０ｃｍの黒の3WEYバックの美女を捜すが見当たらない．．．．およよ。広いから、迷子になったのかのぉ〜、と案内所で呼び出してもらう。10分くらいで彼女現れる。「あ〜、電車が遅れたのぉ〜」東京の交通事情を知らないのも無理はない．．．．遅れるのは当たり前、人身事故が日常茶飯事だもん、この街は．．．．でも、ＵＡアジア線もよく遅れるからな〜。少々遅れても平気だじょ〜。 と、記念撮影。るんるん♪で、チェックイン。座席がＤとＥ。嫌な予感．．．．まあ、よかよか。初めてのアジアだしぃ〜。出国手続きもろもろをこなし、何とか飛行機に乗り込む。

　当然ながら、二人ともどど真ん中の席！しかも私の左隣は濃いぃ〜インド人。すでに爆睡状態。いびきがうるさい。う`。荷物を機内持込みにしたものの、重過ぎて私の非力な腕では上のボックスにいれる事が出来ない。同じ列に座っていた五分刈りの「これからアジアを放浪するぜい！」的ファッションのアジア系おに〜ちゃんが、「May I Help you?」と、手伝ってくれた。「日系人かな？」とか思いつつ、「Oh! Thank you」と、にこにこ。いきなり気分は海外。う〜ん、ええ感じ。なんとか落ち着き2人で話していると、「もしかして、日本人だったの？」とそのに〜ちゃん．．．「ごめん。中国人かと思った．．．．」おいおいおいおい！一度でいいから、日本人に間違えられたいよ〜〜〜〜ん？

　いきなり「濃いぃぃ〜〜〜 」出だしで始まったなあ。